【2】死ぬか、食べるか【off the grid challenge】
公共料金ゼロチャレンジルールはこちら↓
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水道も来ていない、電気も来ていない更地に無一文で放り出された海野ひとでさん。
「ここで頑張れったってここでどうしろっつーのよ」
とでも言いたげな呆然とした表情です。
ひとまず生きていくためにはお金を稼がなければなりなません。稼ぎ方に縛りのあるこのチャレンジで初動はどうするべきか。
1つ目の候補は楽器を演奏してチップを稼ぐこと。ただそのためには音楽の天才願望を2段階目までクリアしなくてはなりません。
そもそも楽器を買うお金もないし、第1段階の「音楽を聴く」課題も電気が来ていないのでステレオが動かせず達成不可能。
楽器で稼ぐ方法は却下ですね。
2つ目の候補は植物を育てて売ること。
ただこれも植物を売れるようになるにはフリーランスの植物学者の2段階目までの達成が必須。
5つの植物を進化させるにはかなりの日数がかかるので現実的ではない。というかそもそもこちらも種を買うお金がありません。これも却下。
やはり1番現実的なのは世界の友人の1段階目をクリアして臨時アルバイトを受けられるようになることですね。
島生活1日目は知り合いを増やすことから始めましょう。
とは言っても、まだ時間は朝方。
ムア・ペラムを歩いているシムは見当たりません。話しかけられるシムが現れるまで、ひとでには砂浜でガラクタ探しに勤しんでもらうことにしました。
初めての宝探しで発見したのはスラニの目。売却額は550シムオリオン。
これが売れれば一気に生活が安定しそうです。ただ、今回のoff-the grid challengeでは所持品から直接売却することは禁止されています。
このお宝をお金に変えるには【販売テーブル】を自腹で購入し、ヤードセールを開かなければなりません。
商売を始めるためにはまず事前金として400シムオリオンが必要。うーん、厳しい。
ぼちぼちムア・ペラムにも人が集まってきました。ガラクタ探しは一旦切り上げて人脈作りに励みましょう。
まだ船も持っていないので、ひとでの移動手段は泳ぎのみです。慣れない平泳ぎで対岸の大きな島まで泳ぎます。
「こんにちは!私、新しくキーポイントの島を譲り受けたの。しばらくそこに住むからよろしくね。」
「はじめまして!貴方たち随分泳ぎが上手いのね!今度私にも教えてくれない?」
半日かかってシムに話しかけ続けましたが、流石に1日で課題達成とはなりませんでした。仕方ないね、明日も頑張りましょう。
自宅は更地ですが、ムア・ペラムには常設の公衆トイレがあるのでトイレには困りません。
ただしめちゃくちゃ汚いみたい。
確かに誰かが手入れしている様子もありませんし、上下水道も設備されていない島ですからぼっとん便所でしょうし…これは辛い。
しかし弱音を吐いている暇はありません。
ひとではすでにお腹がすいていますが、現状何も食べるものがないのです。
砂浜のどこかに食べ物が落ちていることを願って砂浜を漁り続けるしか選択肢がありません。
砂浜にローストチキンが落ちているのを発見しました。しかしすでに腐って悪くなっています。
死ぬか、食べるか。
究極の2択です。ひとではこれを口にして生き延びることを選びました。
現実でこんな状況になったら自分はどうするだろう。食べたら食べたでお腹を壊して結局のところ衰弱しそうな気もしますよね。
自宅にはもちろんシャワーもありません。
しばらくはムア・ペラムの滝で水浴びをして衛生を保つ生活になります。
ベッドもないし体力の問題はどうしようかと悩んでいたところ、良い場所を見つけました。
誰かが置き忘れた手漕ぎボート。この上でなら、座った姿勢ではありますが仮眠をとることができました。
かなり遅いスピードですが、じわじわと体力も回復しています。ベッドを手に入れるまではこうして体力を回復するしかありません。
そして更に新たな問題。
暖かいスラニとはいえど、季節はまだ初春。夜に水着のままうたた寝した結果、流石に冷えきってしまったようです。
体力はまだ完全に回復仕切ってはいませんが、致し方ありません。陸に上がり、温かい服を着て寒さを凌ぎます。
「寒いし体は痛いし最悪…」
突然ひとでがゴミ袋を手に歩きだしました。近くにゴミが落ちていたわけでもないし、まさか…と思いひとでの所持品を覗きました。
あぁ、やっぱり。
実は明日の朝ごはん用にとひとでに腐ったピザを持たせていたのですが、それが所持品欄から無くなっていました。
苦労して探し出した貴重な食料だったのですが、ひとでに呆気なく「ごみ」と判断され捨てられてしまいました。
間違ってはないんです、間違ってはないんですよ。でもそれを食べないと死ぬしかないのよ。
翌朝。
結局あの後もう一度腐った食料を探し出すはめになったひとで。
不衛生なピザを朝ごはんにしながら、人脈作りに励みます。
早く腐っていないご飯が食べたいと人脈作りを焦ってしまい、スラニのデフォシムリアさんを怒らせてしまいました。
何事も焦りはいい結果を生みませんね。
人魚のパカアくん、若者代表のマコアくん、上層部に顔の聞くメレさんの3人と無事に友人になることに成功。
スラニの多方面へ人脈を広げたことで、島での生活がしやすくなったのではないでしょうか。
パカアくんからサンマイシューノのお祭りへのお誘い電話がかかってきました。
良いですね、とても行きたい。
ですがひとではチャレンジをクリアするまでスラニ以外の場所へ移動することが出来ません。
うーん、残念。
というか公共料金無し区画でも普通に電話は繋がるのですね。
2日目が終わり、いまだ所持金はゼロ。
今日もまたボートでの就寝になります。早く足を伸ばしてゆっくりと眠りたいですね。
3日目の朝。
島を歩いていた郵便配達のお姉さんに自己紹介をして、ようやく【世界の友人】第1段階目をクリア。
これで単発の臨時アルバイトが出来るようになりました。少しだけ希望が見えてきた。